
仕事を辞めて、初めての夏休みがやってきました。
長男が中学3年生、次男が中学1年生、長女が小学4年生、三男が小学2年生のときのことです。
一番下の子が1歳6か月になってから仕事に復職したので、それ以降、子どもたちと一緒に過ごす「初めての夏休み」でした。
これまで、私がずっと家にいることなんてありませんでした。
小学生の子どもたちはずっと学童に行っていたので、
「学童に行けないの?」
「友達と全然遊べないじゃん……」
なんて言っていました。
中学生の子どもたちは、部活から帰ってきて私が家にいると、
「あ、お母さん家にいるんだね」
と、最初は少し不思議そうにしていました。
一方の私はというと、子どもたちとずっと一緒に過ごせる夏休みが楽しみで、ひとりでワクワクしていました。
ところが、いざ夏休みが始まってみると……。
あっという間に終わってしまった、という印象でした。
一日一日が、本当にあっという間!
「こんなに一緒にいられるのに、こんなにあっという間に過ぎてしまうなんてもったいない!」
そんなことを思っていました。
仕事を辞めたばかりなので、子どもたちをいろいろなところへ連れて行ってあげるほど、経済的に余裕があるわけでもありません。
「さて、どうしようかな」
そう思っていたある日、倉庫の掃除をしていると、独身時代に私が使っていたインラインスケートが出てきました。
それを見た次男と三男が、
「やってみたい!!」
と大喜び。
長女も、
「私もできるかな?」
ということで、無料で開放されているスケートパークへ行ってみることになりました。
そして、それからというもの……。
子どもたちはインラインスケートにすっかりハマってしまい、毎日のように練習するようになりました。
幸い、インラインスケートが2個と、長男に買ったジェイボードがあったので、3人で交代しながら乗る練習をしていました。
ヘルメットをかぶり、プロテクターをつけているとはいえ、何度も何度も転びます。
腕や足をすりむいて、それでもまた立ち上がる。
そんな子どもたちを見て、
「子どもって、本当にすごいな」
と思いました。
私だったら、
「痛いし、乗れないからもうやめる」
「違うことしよう」
なんて言ってしまいそう……。
でも、子どもたちは違いました。
「明日もまた行きたい!」
「もっと上手になりたい!」
そう言って、毎日のように練習していました。
そして、夏休みが終わるころには、みんな安定して、すいすいと乗れるようになっていました。
うちの子どもたちだけではありません。
スケートパークには、ジェイボードですいすい移動している子どもたちもいて、
「子どもって、本当にすごい!」
と、何度も思いました。
こういう遊びを通して、このくらいの年齢からバランス感覚を養っておくのも、よいのかもしれませんね。
何より、特別なお出かけをしなくても、子どもたちと一緒に夢中になれるものを見つけられたこと。
振り返ってみると、私にとっても思い出に残る夏休みになりました。