
仕事をするのは息をするように普通のことだ、と思っていた私。自分が仕事を辞めるなんて考えたこともありせんでした。
でも、子どもの学校での出来事や、「この業務量のまま働き続けたら、これから子どもたちと過ごす時間がほとんどなくなってしまうんじゃないか」という不安が、急にいろんな方向から私に押し寄せてきて。
悩んで、悩んで、悩んだ末に、
「仕事を辞めよう」と決断しました。
辞めてから後悔したかというと……全くありません。
むしろ、
「なんでもっと早く辞めなかったんだろう」
と思うくらいです。
まず最初に思ったのは、
「今しかない子どもたちとの時間を、私はなぜ仕事に費やしていたんだ!!」
ということ。
……いや、それは生きていくためだ。
働いてお金を稼がなきゃいけない。
そう自問自答しながら、いつの間にか
「お金さえあれば、子どもたちを幸せにできる」
と思い込んでいたのかもしれません。
でも、仕事を辞めて初めて迎えた夏休み。
子どもたちと一緒に過ごす時間が、本当に、本当に幸せでした。
一番下の子なんて、
「こんなに長く休みなの、初めて~」
なんて言っていました。
その言葉を聞いて、
「ああ、これでよかったんだ」
と思いました。
もちろん、これからお金の面で不安がないわけではありません。
だからこれからは、少ないお金でも家族が幸せに暮らせるように、質素に、でも豊かに生活する術を学んでいきたいと思います。
仕事を辞めたことで、失ったものもきっとあります。
でも今は、それ以上に、
「今しかない時間を、今しかできない過ごし方で子どもたちと過ごせる」
ことを大切にしたい。
あのとき、思い切って決断してよかったです。
働くことを否定するわけでは、決してありません。
子育てをしながら、家事をしながら働いている世のお母さんたち。本当に尊敬します。
私自身は、その大変さで心も体も壊してしまいそうになりました。仕事と家庭を両立するには、気力も体力も必要なのだと思います。
私の友達にも、子育てと仕事を両立している人はたくさんいます。中にはキャリアアップをしながら頑張っている人もたくさんいます。
だから、「こうするのが正しい」という答えはないのだと思います。
家庭の数だけ、いろいろな形があっていい。
それぞれが自分にとっての幸せを感じられて、「これでいい」と思える人生を、自分自身で選んでいけばいいのだと思います。
仕事を辞めるという人生の大きな決断で、あらためてそれを考えさせられました。
